30代からの司法予備試験

理系30代が法律を勉強するブログ

勉強記録

久しぶりの記録。
9,10,11,12月と色々重なって勉強に時間が取れなかった。
1,2月と少しずつ動画講座を見れているがやはりペースが遅い。
刑法、民法憲法の骨子は大体わかってきた。
憲法は人権パートは見終わった。統治はまだ。パターナリズムで公共の福祉と個人の自由のバランスが取られること、精神的自由や経済的自由があり自由の種類によってLRAや比較衡量など違憲審査の基準が違うこと。がわかってきた。あとは機会の平等だったり公務員の権利だったり、法律って良く出来てるなぁという感想。
刑法は総論はだいたい終わって各論をチラチラ見た感じでとりあえず雰囲気はわかった。各論で事実を要件に当てはめて、総論で共犯関係や錯誤や故意性を判断して処罰を決めると言った流れ。各論は有名そうな傷害、窃盗、殺人、住居侵入、詐欺、遺棄を見た。全体の流れを掴むのが先なので、後は似たようなパターンだろうと思って後回し。
民法は抵当権あたりからダレてしまって債権に入った頃にはわけわからなくなってしまったので債権は飛ばし飛ばしにしてあとは契約、不法行為と見ていった。家族法はまだ。契約→債権→損害賠償請求、登記、占有→物権→妨害排除請求・所有権の主張、という流れで効果が発生することはなんとなくわかった。民訴法も少し触れていたので、それが訴訟物にリンクしてくるんだなとわかってきた。飛ばした所が多いので民法はまだまだだと思うけど、動画見るだけだと多分一生頭に入ってこないので民法は民訴法や事例問題を解くほうが頭に入りやすいかな?と思う。とりあえず動画見るだけの勉強では限界を感じるので勉強方法を探っていきたい。
そろそろ民訴、刑訴、行政法もやっていきたい。
STUDYINGの講座を流し聞きするのも良いけど、基本書をタイトル読みしていく方が性に合ってそう。
動画講座だと全然見終わらない。


基本書は色々調べまくった。口コミを調べたり、本屋で実際に見に行ったり。
大学受験の時もそうだったけど、勉強を始める時は最初は参考書マニアになってしまう。
合格者が口を揃えて良いという本は、実際に良いことが多い。
大学受験では東大を受けたのだが、そのころも東大合格者の合格体験記を読み漁り参考書を選び尽くすのが好きだった。
予備試験は合格体験記を披露したがる人が多くて助かる。


あと最初からいきなり短答対策をするのは向いてないなと思った。
暗記をするにあたって2種類の人間がいると思う
1. とにかく頭に入れるタイプの人。英単語や歴史など関連性のないこともとにかく覚えてしまう。
2. 納得しないと頭に入らないタイプの人。逆に納得すると飲み込みが早い。
多分いきなり短答対策するのが向いてるのは1の人で、自分は根っからの2のタイプ。
その論点がどういう事例で出てくるのかみたいなことが理解できないと頭に入らない。
なので短パを買ってみたものの結局今は使っていない。
そういうタイプの人間は1周目終わった後は論文の答案構成をするのが良いようなのでもうすこし全容把握できたところで参考書選びをしてみる。
今のところアガルートの参考書が良いらしい。
とはいえ、1周目が膨大なのでこのままいくと論文始めるのすら遅くなりそう。

あと4月には本業の方でネットワークスペシャリストもあるのでそろそろ何かやらんといけん。

公権力と行政権

憲法の禁ずる検閲とは,公権力が主体となって,表現物を対象とし,その全部又は一部の発表の禁止を目的として,表現物につき網羅的一般的に,発表前にその内容を審査した上で不適当と認めるものの発表を禁止することを,その特質として備えるものをいう。

→誤り

行政権を公権力としている点で誤り。


公権力とは、立法権司法権・行政権の3権を言う。検閲は行政権が主体となる。
憲法第21条2項にいう「検閲」とは?事前抑制との違いも解説! | 行政書士の通信教育・通信講座ならフォーサイト

勉強計画と雑感

相変わらずまんべんなくインプットをしている。
民法憲法はSTUDYINGを一周することを目標にしている。
一方でちゃんと腰を据えてアウトプットに努めたいのもあるのでとっつきやすい刑法からはじめようかと思う。

短答問題で有名ないわゆる「短パ」を購入してみた。



憲法民法、刑法、民訴法、刑訴法
とそれぞれの面白さがなんとなくわかってきた。
面白さの順位でいうと
刑法>憲法>>民法≒民訴法>刑訴法
という感じ

STUDYINGを始めた

刑法、憲法民法とある程度の入門書籍は読んだ。
色々とブログに書いてないものも手にしてみたが、結局伊藤真の入門シリーズが肌にあっていたように思う。

次のステップとして、STUDYINGの司法試験講座を受講することにした。
STUDYINGを選んだ理由は以下の通り

  • とにかく安い。
  • 短いチャプター単位で分かれており、チャプターごとに4問ほどで復習していくスタイルが駆け足で1周するのに向いていると感じた。
  • 仕事の合間に聞き進めることができる。

まずは覚えることではなく一通り駆け足で全体を俯瞰することを目的に基礎講座を駆け足で1周してみる。
正直STUDYINGの教材だけで予備試験を突破するのは無理がある気がするが、1周する頃にはある程度独学力(教材の良し悪しを見分ける力、ある程度見通しを立てて計画する力)がついていると思う。

STUDYINGの教材に対する一つの不満が、、、
デザインが見にくい。色使いがバグってる。
中学生の学習発表会レベルのパワポなのがうーん。。。となる
受講者の有志で見た目だけでも作り直せばもう少しマシな見た目になりそうだけどな。

憲法の教材

相変わらず民法はとっつきにくいと感じているものの、
いつまでも停滞していても仕方ないので気持ちを切り替えて憲法を勉強してみることにした。

憲法の教材にはこれが良さそうだった。
色々な口コミを見る限り、憲法の教材で一番評判がよく入門書としても基本書としても良さそう。
まだ40ページほどしか読んでいないけれど、評判通り読みやすそうではある。
判例について詳細な説明がないので判例については補足的な教材が必要かもしれないが、骨子はつかめると思う。

憲法民法や刑法と違って正義論や人権とは何かということを論じる哲学チックなものなので、元々そういう興味があった自分には馴染みやすい分野かなと思う。
憲法は哲学、刑法は社会規範、民法は揉め事の予防解決策、という感じがする。
特に憲法97条は痺れた。

この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

ソクラテスベンサムを経ながら論じられてきた幸福論とか正義論の系譜をこの一文に感じ取ることができる。(言い過ぎかもしれない)
法律のなかで一番好きな条文を聞かれたらこれを答えると思う。

相変わらず民法がわからん

法律の概要と法的思考のエッセンスを掴むために論文問題を先に見てみるという方針を取ってこのシリーズの本を噛み砕きながら読もうとしてる。


刑法はだいたいどんなことを勉強すればいいのかわかってきた。
総論の論点と各論の構成要件の当てはめが大事なんだなと。
行政法もまだよくわからんが、まあこういう感じだろうというのはわかる。
抗告訴訟に対してそれが反論される面と主張を通せる面を考えるんだなと。

ただ民法がわからん。
とりあえず総論に出てくる単語だけ抑えて実戦演習民法を読んでみようと軽い気持ちでいたが、
総論の本を一冊さっと読んだだけでは本の解説がさっぱりわからん。
それに何をどう読めば解説が読めるようになるのかすら、さっぱりわからん。
勉強の道筋がわからん。
うーん‥
とはいっても真面目に頭から分厚いテキストを読むのでは頭に入る気がしない。
とりあえず民法をさらっと俯瞰できてかつ興味深く勉強できるものはないか‥
そう思いながら本屋を徘徊していると良さそうな本に出会った。

ちょうど自分くらいの民法興味あるけど物権とか債権とかって何?ってレベルの読者にかかれている本で、
かといってボリュームが少なすぎるわけでもなく興味深く書かれてそう。
とりあえずこれを読んでみる。