30代からの司法予備試験

理系30代が法律を勉強するブログ

一生勉強終わらない

法律というものに興味を持ち始めてから1年半近く経ったわけだけど今のところほぼ趣味で勉強しているに近い
1日15分だけ講座を聞いたり何もやらない日があったりといった具合。覚えてやろうという気概ではなく判例やら基本書でコイツら何言ってんのか理解してやろうという気概でしかないので枝葉の部分は結構忘れていく。
途中3ヶ月位何にもしていない時期もあったし。
期限を設けているわけではないので焦りはないけど、予備試験合格を目指すとすると10年コースとかのレベルだ。(おそらくもっと)
当初の目標では「法的思考力とはなにかを知る」「司法試験の論文試験レベルの法律問題を自力で考えられるようになる」ことが目標だったので本当に趣味といえば趣味だけど、このまま10年続ける趣味にするのもなぁという感じ。
ゴールまでの計画が見えてきたら本格的に考えようかなとか言ってたけど、ゴールへの道筋が一生見えない。スタート地点にも立っていない感じ。
一生味が薄れないスルメみたいな感じで面白いといえば面白いけど、せっかくやるなら一回どこかでガツッと取り組みたいとは思ってる。


憲法刑法民法の大枠を掴むのは早かった気もするけど、ちゃんと細部の知識まで補強して論文試験の解説を理解できるようになるのはそこから結構な違いがあった。
物権て何?所有権って何?契約と所有権とそれに基づく権利ってどんなのがあるの?とかはぼんやりわかったけど、実際に事例問題の解説を見てみると94条の第三者が論点になったり詐害行為取消権とか遡及効とかちゃんと知識を血肉にしないと全然理解できない。
憲法にしてもそう、公共の福祉とは?とかどんな自由の種類があるの?くらいはわかったけど、事例問題では表現の自由の意義から理解して判例の真意まで理解して血肉にしていないと解説すら理解できない。
奥が深くて面白いけど、噂通り大変だね。

法律とプログラミングの共通点

法律ってプログラミングと似てるなと思うことが多々ある。
具体的にどんな対比構造になっているかというと、このような構図だ

■法律の構図
1. 大原則のルールなる憲法があって
2. その憲法を具体的に個別具体的な事例に当てはめるために刑法や民法があって
3. 刑法や民法の中では共通化された事項は総則に書き出していて
4. 特別法は特別の定めがない限り刑法や民法に従う
5. 条文解釈は規範→当てはめ→効果という手順で処理される
■プログラムの構図
1. 言語ルールや抽象クラスがあって
2. そのルールに従うようにクラスが実装されていて
3. クラスの実装で共通の部分はフレームワークで規定されていたり糖衣構文になっていて
4. さらに個別の処理を行うために大元のクラスを継承して使うクラスがある
5. 関数は引数→条件分岐→返り値という順序で処理される

強いて言うなら
手続法(刑訴・民訴)⇔ IoTデバイス(ハードウェア)
に対応する


まず民事上の紛争や犯罪行為が生じる。プログラムでは位置情報なり温度なりの何かしらのデジタル化されていない観測対象と思えばいい。
人や犯罪行為(観測対象)に対して、まずは手続法(ハードウェア)を使って犯罪事実を捜査・証拠集め(デジタル化)する。手続き自体(ハードウェア)にバグがあった場合はその証拠(データ)は価値がないので使えない。


証拠事実に対してどう処理するようになっているかが法律の構造とプログラムの構造とで似ている。
証拠集めされた事実(データ)は法律(プログラム)で処理されることになる。
まずは特別法が検討される(個別クラスが適用される)が、特別法に定めがない規定(個別クラスで実装されていない関数)は民法・刑法(ベースクラス)に従う。
個別の条文(関数)は規範→あてはめ→効果という流れで処理される。
個別の条文が規範→当てはめ→効果と効力が発揮されるところが関数の考え方と似ている。
実際の刑法199条で見てみる。

刑法 第199条) 人を殺した者は,死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

これを無理やり関数とみなすとこんなふうになる

const 殺人罪 = (主体, 客体, 行為) => {
 if (is人(客体) && 行為.結果 == is死亡(客体)) {
  if (違法性(行為) && 責任性(主体)) {
    if (故意性(行為, 主体)) {
     return 死刑 or 無期懲役
    } else {
      return 過失致死罪(主体, 客体, 行為)
    }
  }
 }
}

const 過失致死罪 = (主体, 客体, 行為) => {
  if (is業務(行為)) {....
}

199条単体の文章で見ると味気ない文章だけど、その裏の人とはなにか(is人())という論点だったり違法性や責任性という概念が隠れている。
そしてそれは刑法の総論部分で語られていることになる。
これはまさにプログラミングでいうボイラーテンプレートであり条文(関数)の書き方は糖衣構文と似ている。
条文というのはそれ単体で見ると簡素に見えるけれど事実を当てはめる際はその裏の論点(糖衣構文)に隠されているところまで考える必要がある。


さらに違憲審査というものもある。
プログラムでは文法にミスがあったりInterface classにはない継承の仕方をしているとエラーになる。
日本の法律では個別具体的な事例が起こるまで違憲判決と決めている。プログラムで言うところの事前にコンパイルしないスクリプト言語と似ていて、実行時にエラーになるまではエラーが検出できない(プログラムだと文法ミスレベルはわかるけれど)。

勉強記録

久しぶりの記録。
9,10,11,12月と色々重なって勉強に時間が取れなかった。
1,2月と少しずつ動画講座を見れているがやはりペースが遅い。
刑法、民法憲法の骨子は大体わかってきた。
憲法は人権パートは見終わった。統治はまだ。パターナリズムで公共の福祉と個人の自由のバランスが取られること、精神的自由や経済的自由があり自由の種類によってLRAや比較衡量など違憲審査の基準が違うこと。がわかってきた。あとは機会の平等だったり公務員の権利だったり、法律って良く出来てるなぁという感想。
刑法は総論はだいたい終わって各論をチラチラ見た感じでとりあえず雰囲気はわかった。各論で事実を要件に当てはめて、総論で共犯関係や錯誤や故意性を判断して処罰を決めると言った流れ。各論は有名そうな傷害、窃盗、殺人、住居侵入、詐欺、遺棄を見た。全体の流れを掴むのが先なので、後は似たようなパターンだろうと思って後回し。
民法は抵当権あたりからダレてしまって債権に入った頃にはわけわからなくなってしまったので債権は飛ばし飛ばしにしてあとは契約、不法行為と見ていった。家族法はまだ。契約→債権→損害賠償請求、登記、占有→物権→妨害排除請求・所有権の主張、という流れで効果が発生することはなんとなくわかった。民訴法も少し触れていたので、それが訴訟物にリンクしてくるんだなとわかってきた。飛ばした所が多いので民法はまだまだだと思うけど、動画見るだけだと多分一生頭に入ってこないので民法は民訴法や事例問題を解くほうが頭に入りやすいかな?と思う。とりあえず動画見るだけの勉強では限界を感じるので勉強方法を探っていきたい。
そろそろ民訴、刑訴、行政法もやっていきたい。
STUDYINGの講座を流し聞きするのも良いけど、基本書をタイトル読みしていく方が性に合ってそう。
動画講座だと全然見終わらない。


基本書は色々調べまくった。口コミを調べたり、本屋で実際に見に行ったり。
大学受験の時もそうだったけど、勉強を始める時は最初は参考書マニアになってしまう。
合格者が口を揃えて良いという本は、実際に良いことが多い。
大学受験では東大を受けたのだが、そのころも東大合格者の合格体験記を読み漁り参考書を選び尽くすのが好きだった。
予備試験は合格体験記を披露したがる人が多くて助かる。


あと最初からいきなり短答対策をするのは向いてないなと思った。
暗記をするにあたって2種類の人間がいると思う
1. とにかく頭に入れるタイプの人。英単語や歴史など関連性のないこともとにかく覚えてしまう。
2. 納得しないと頭に入らないタイプの人。逆に納得すると飲み込みが早い。
多分いきなり短答対策するのが向いてるのは1の人で、自分は根っからの2のタイプ。
その論点がどういう事例で出てくるのかみたいなことが理解できないと頭に入らない。
なので短パを買ってみたものの結局今は使っていない。
そういうタイプの人間は1周目終わった後は論文の答案構成をするのが良いようなのでもうすこし全容把握できたところで参考書選びをしてみる。
今のところアガルートの参考書が良いらしい。
とはいえ、1周目が膨大なのでこのままいくと論文始めるのすら遅くなりそう。

あと4月には本業の方でネットワークスペシャリストもあるのでそろそろ何かやらんといけん。

公権力と行政権

憲法の禁ずる検閲とは,公権力が主体となって,表現物を対象とし,その全部又は一部の発表の禁止を目的として,表現物につき網羅的一般的に,発表前にその内容を審査した上で不適当と認めるものの発表を禁止することを,その特質として備えるものをいう。

→誤り

行政権を公権力としている点で誤り。


公権力とは、立法権司法権・行政権の3権を言う。検閲は行政権が主体となる。
憲法第21条2項にいう「検閲」とは?事前抑制との違いも解説! | 行政書士の通信教育・通信講座ならフォーサイト

勉強計画と雑感

相変わらずまんべんなくインプットをしている。
民法憲法はSTUDYINGを一周することを目標にしている。
一方でちゃんと腰を据えてアウトプットに努めたいのもあるのでとっつきやすい刑法からはじめようかと思う。

短答問題で有名ないわゆる「短パ」を購入してみた。



憲法民法、刑法、民訴法、刑訴法
とそれぞれの面白さがなんとなくわかってきた。
面白さの順位でいうと
刑法>憲法>>民法≒民訴法>刑訴法
という感じ

STUDYINGを始めた

刑法、憲法民法とある程度の入門書籍は読んだ。
色々とブログに書いてないものも手にしてみたが、結局伊藤真の入門シリーズが肌にあっていたように思う。

次のステップとして、STUDYINGの司法試験講座を受講することにした。
STUDYINGを選んだ理由は以下の通り

  • とにかく安い。
  • 短いチャプター単位で分かれており、チャプターごとに4問ほどで復習していくスタイルが駆け足で1周するのに向いていると感じた。
  • 仕事の合間に聞き進めることができる。

まずは覚えることではなく一通り駆け足で全体を俯瞰することを目的に基礎講座を駆け足で1周してみる。
正直STUDYINGの教材だけで予備試験を突破するのは無理がある気がするが、1周する頃にはある程度独学力(教材の良し悪しを見分ける力、ある程度見通しを立てて計画する力)がついていると思う。

STUDYINGの教材に対する一つの不満が、、、
デザインが見にくい。色使いがバグってる。
中学生の学習発表会レベルのパワポなのがうーん。。。となる
受講者の有志で見た目だけでも作り直せばもう少しマシな見た目になりそうだけどな。