30代からの司法予備試験

理系30代が法律を勉強するブログ

勉強戦略と教材

思ったこと

先日教材選びのために本屋で色々な教材や学者本を物色したのだが、
早めに事例や論証に触れて学説がどう役に立つのか知識を覚える際に何に気をつけるのかというのを知っておく必要があるという結論に達した。

今は法律の全体像を俯瞰する目的で刑法民法を目次レベルで追っていく勉強している。
一方で、このまま全体を追った後に詳細な知識をつけても無駄だろうという不安がある。
それはその知識がどう生かされるのかわかっていないからであり、まさにそれがリーガルマインドそのものではないのかと思う。
色々な本の中でリーガルマインドとか法的思考力が大事と書かれているが、それがどういう事なのかわかっていない状態は早めに脱した方が良さそうだ。

そこで、ぼんやりと計画を立ててみた。
また各段階で独学するのに良さそうな本を選んでみた。

大雑把な計画

  1. 法学自体の入門書を読む(済)
    • そもそも六法とは何を指すかすら知らなかった。
  2. まずは全体像を明確にする
    • 刑法総則→民法総則→刑法各論→物権→債権→憲法の順で薄い入門書を読む。
    • 覚えることを目的にするのではなく、全体的にどこに何が書かれているのかを理解を目的にする。
    • 残り(行政法、民訴、刑訴、商法)はとりあえず後回し。
  3. 法的思考力、リーガルマインドとはなにかを感覚的に身につける
    • 論文試験の解説や判例解説の本を読む。法的三段論法とはなにか、判例を活用する、判例を読むとはなにかを体感する。
    • 事例から学ぶことで、勉強する時に何を考えて覚えるべきか、何に着目するべきかを明確にできると考える。
  4. 残っていた分野の全体像を把握する
    • 刑訴→民訴→行政法→商法(このあたりは順番は気にしない)で薄い入門書を読む。
  5. 詳細な勉強をする
    • このあたりで実際に司法予備試験を受けるかどうか、年間計画をどのようにするか、予備校を受講するかを決める。
    • 短答問題で問題演習をしつつ知識を詳細化していく。

教材

本屋で色々物色したりレビューを見たりして
それぞれの段階において役に立ちそう、読みやすそうと思った本をピックアップしてみる。

1. 法学自体の入門書を読む(済)
通読しやすく、自分が法律に興味を持った本でもある。
分厚いけれど、サラッと読めるし興味ないところは読み飛ばしても良い。

2. まずは全体像を明確にする
尾崎先生の3日でわかるシリーズは適度に詳しすぎず入門には良さそうだと感じた。

3. 法的思考力、リーガルマインドとはなにかを感覚的に身につける
実戦演習シリーズは早めに論文試験の過去問に触れるという帯のフレーズの通り、司法予備試験を論文試験を題材にして基本的な解説から始まって学説の紹介出題い意図の考察模範解答に至るまで、初学者が論文試験に触れるには最適な本に仕上がっているように見えた。

Law Practiceシリーズも事例から学ぶのに良さそうに見えた、事例や判例を題材にして関連する知識を解説するという形で話が進められている。

4. 残っていた分野の全体像を把握する
教材は未定

5. 詳細な勉強をする
詳細学習も独学で進めるならばCBookシリーズが分量的や解説的に良さそうだった。