30代からの司法予備試験

理系30代が法律を勉強するブログ

民法の勉強が面白くないことに気付いた

民法・商法を少し読み始めて、面白くないことに気づいた。

じゃあなぜ刑法は面白くて民法は面白くなかったか。
それは具体例が想起しにくいからだと思う。
刑法は総則の段階からでも具体的な犯罪や生活上のシーンを想像しやすい(例えば、間接正犯、違法性阻却事由、不作為による放火罪...)。
一方で民法や商法の総則の段階ではそれがない(例えば、自然人、会社の定義、法律行為...)。定義ばかりでそれがどう契約や民事の紛争解決に役に立つのか想像しにくい。
個人的な興味の根源として、紛争の解決手段としての法律に興味を持っていて、条文の羅列のような知識や具体的な細かい数字には興味がない。どういう困りごとや紛争があって、法律では誰がどう悪いと判断しているのかというところに興味がある。


おそらく民法や商法も定義が終わり各論に入るとその定義の必要性がわかってくるのかもしれないけれど、ちょっと言葉の定義の羅列だけで総則を通読しきることはできない。経験的に面白くないと思った勉強は眠くなるし長期記憶に残らないことがわかっている。
なので、むやみに目についた教材を選んでもダメだと直感した。
教材を選定するにあたっては判例や具体例を散りばめながら現実問題に結びつけやすいかという点を重視したいと思った。

あ、それか先に債権各論から手を付けるのもありかもしれない。